お金のむこうに人がいる

紹介され文脈で、紙幣を肩たたき券を切り出したので、人→労働と見込んでたが、人間であった。

・高価な料理の元をたどると、0円の自然資源と定価額の人件費や利益に行き着く。元をとるとは目の前のレストランに儲けさせないだけであって、元が取れたと思うのは幻想なのだ。

・現代では絶対的な権力が無くても言語の伝わらない外国でも、相手が提示した価格さえ払えば働いてもらうことができる。

・自分の労働を提供してお金をもらい、そのお金を使って誰かの労働を消費している。

・価値の一つは、自分がどれだけ満足したかということだ、効用は人によって違う。このように効用と価格という2種類の価値の存在が惑わせる。

・喜んで働いてくれる人には、お金による交渉は必要ない。働きたくない人に働いてもらうときほど強い交渉が必要になる。その結果として価格が高くなる。

・みんなが上手に資産運用してお金を増やしたとしても、働く人が減ってしまうとどうすることもできない。

・他の人を働かせないために、それぞれが家で過ごす。保存食を食べることで家事を減らし、家族も含めみんなが休むことができた。

・なるべく多くのお金を流すために銀行の金庫の扉は2つある。預金を使わないのであれば、貸し出しを行う。その結果、誰かの借金が増えて同時に預金が増える。

・効用に見合わないほどの高い価格で購入するのは馬鹿げている。

・水は絶えず蒸発していて、水蒸気が雨雲を作る。この蒸発する水は、みんなから集められる税金だ。水を流すとき、消費税という名で蒸発する。水たまりの一部も所得税という名で蒸発する。

・貿易黒字とは今の生活を豊かにすることではなく、将来のために労働の貸しを作ることなのだ。

・外国が円を使えば、次世代がきっちり働いて返すことになる。

・給付金のように政府がお金をばらまく場合も同じだ。給付金でモノを手に入れることができるのは、誰かが働いてモノを生産してくれるからだ。

・財政的に破綻した国に共通するのは、他の国に働いてもらいすぎたことだ。

・問題を根本的に解決したいのなら、イスの数を増やすことを考えた方がいい。

・輪の内と外を分けているのは、目的を共有しているかどうかだ。お金のむこうにいる人の存在に気づくことだ。