疲労とはなにか すべてはウイルスが知っていた

23年12月に第一刷。興味深い内容。ブルーバックは古典ばかりと思っていたが、こんなに新しい話を書くとは。。 ・疲労感とは、休養の願望。過剰な活動によって体の組織に障害が生じているときに、脳にその危険を知らせてくれる。この感覚を感じることによって…

複数の言語で生きて死ぬ

「境界」が育む豊かさ。境界に生きることには時に困難が伴うけれど、一つの言語に囚われないことで、視界が広がっていく。 ・外国語を使って暮らすことの自由さ、複数の言語で生きることの豊かさが、別の国ではその価値を認められず、不自由さの原因になる。…

能力はどのように遺伝するのか

・ヒトの遺伝子は30億の塩基対からなる。ということは、0.1%しか違わなくとも、300万か所に個人差があるということだ。4万の構造遺伝子上のSNPに限って考えて、仮に1か所の塩基に4種類の多型しかなくとも、4の4万乗の組合せがある。これはゼロが2万4000個ほ…

料理の四面体

考え方に近いような近くないような。底面に油:水:空気を置いて、高さで加熱量をした四面体だけど。。和洋中の出汁か、植物性動物性キノコを底面において、総量をボトムアップってのがイメージ。でも自分のイメージで行くと塩分量が調整に入ってこない。 ・…

先送りせずにすぐやる人に変わる方法

・何かを決めるということは、何かを失うということでもあります。ひとつに決めるということはほかをすべて消し去るということ。決める覚悟をしなければ、何も得られないのです。 ・すぐやるコツは「覚醒レベルを上げる」こと。そして「やる作業を減らす」こ…

基準値のからくり

安全はこうして数字になった 2014年第1刷。東日本大震災後の発行。 ・放射"能"汚染について、政府関係者や有識者がいう「基準値以下だから安全」とは、「受け入れられないと社会が合意したリスク」よりも低いから安全、という意味である。これに反発する人た…

働きたくないイタチと言葉がわかるロボット

人工知能から考える「人と言葉」 ・「言葉が分かるとはどういうことか」そういうことの解説。 ・ロボットは、僕らのために働いて、僕らに楽をさせてくれるためにあるものでしょ?それなのに、僕らがロボットのために働いてどうするの!? ・第一に「人間は言…

世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?

・新しいビジョンや戦略も与えないままに、マジメで実直な人たちに高い目標値を課して達成し続けることを強く求めれば、行き着く先は一つしかありません。イカサマです。 ・大規模な「イカサマ」に手を染めて破滅する企業の多くは、その直前まで「科学的経営…

おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密

読み物としても面白い。 ”かせぐ”、”もらう”をどうとらえるか。”必要悪”、”ダニ”は、この本で定義するのはどういうことか、物語の中で分かるようになっている。 ネタばれすると、表紙にある6つ目の方法は?の答えが本の締めで、「信用創造」がどいうことかと…

恋のトリセツ

「妻のトリセツ」が職場で流行った、黒川伊保子さんの本。なんというか、作者の恋関係のエッセイ集。申し訳ないけど、「それ、あなたの感想ですよね」というのが先にたつ、勿論、この本に書かれた以上に最適な論のデータは自分は持ち合わせていない。 ・男は…

脳にいいことだけをやりなさい

・「セロトニン」が多いと、前向きで、自身にあふれ、適応力があり、穏やかである。。「カテコールアミン(ドーパミン、アドレナリンなど)」が多いと、エネルギーにあふれ、明るく機敏である。。「GABA」が多いと、リラックスしていていストレスを感じない。…

フロー体験 喜びの現象学

「フロー」というものに興味があって、チクセントミハイの本を読み始めたもの。思っていたよりも古い模様。 ・最適経験を促進するこの家庭状況は、5つの特徴をもつもの。 第一は明快さである。両親が自分に何を期待しているかがわかっている、目標/フィード…

人を動かす

Dカーネギーの有名な本。 目次がほぼすべてか?各章で事例紹介。 自分にできていないと思うことをメモしておく。 ・人を動かす:重要感を持たせる/人の立場に身を置く。 ・人に好かれる:誠実な関心を寄せる/関心のありかを見抜く。 ・幸福な家庭をつくる:…

自律神経の科学-「身体が整う」とはどういうことか

・瞳を見て自律神経の活動を確認する方法。瞳孔括約筋は副交感神経につながっており、瞳孔は小さくなる。瞳孔散大筋は交感神経につながっており、瞳孔は大きくなる。 痛みや精神的興奮の場合は瞳孔が開く。瞳孔は皮膚への触刺激によっても広がります。 ・昔…

失敗の本質-日本軍の組織論的研究

Howto本的なものを期待した場合、第一章の事例研究をどれだけくじけずに読めるかが勝負(?なんの?) ・グランド・デザイン ・過剰適応は適応能力を締め出すのである。

限りある時間の使い方

最近の効率重視一辺倒が好きでなくて、見かけた時の書評に同意し読んでみる。 (自分の耳に心地よいことは聞きやすい、という状況にはなってる気はするが。。) ・さらに、それよりも厄介な問題がある。多くのタスクをこなせばこなすほど、期待値がどんどん上…

開発戦略は「意思決定」を遅らせろ!

比較対象のダメ側は本当に初期に全部決めてしまっての例で、やりすぎ感があり、それと比すると確かに「意思決定」は遅らせるべき。 一方で、書いてある通りに実践しようとすると、トレードオフ曲線をキチンと作成するのでそこまでできるかは、技量と相談。 …

宇宙へ行きたくて 液体燃料ロケットをDIYしてみた。

作者はあさりよしとおさんで、作家であるので読ませる文章。2013年8月10日の「すずかぜ」打ち上げまでの話。理系であればできそう、やりたくなる内容。

暇と退屈の心理学

・暇、退屈から抜ける要素の一つに自主的な感情面がある。(読み直しで文面を抽出しきれなかた。) ・人生を好転させるチャンスというのは、暇と退屈を感じたときは、現状が良い状態ではないという「気づき」が得られるという視点。退屈は私たちに意味の欠如を…

マズローの心理学

引用 どちらか一方が、自分の弱さや欠点を発見されはしないか、と恐れたりすると、愛はただただ、そこなわれることになる。 引用終わり

「育休世代」のジレンマ

人が読んでいたので興味を持ち読書。 論文ベースらしく、個人的には読みやすい。 読んだ感想は、結局、古代に労働時間の上限を規定できた際、全労働者が協力的であったのがポイントなのだろうと。 労働基準法無視するなら、8時間労働の人を10人雇うよりは、1…

武士道

新渡戸稲造の外国人向け解説を翻訳したもの。 古い言い回しもあるが、シバリー(騎士道)とは違う武士道としての教えがかかれている。 その中には、婦人の教育および地位という章があり、女性に対する考え方もある。 岩波はこういう古典を読む機会を与えてくれ…

恋人選びの心-性淘汰と人間性の進化-

印象に残った点としては、 ・優位性を示すために、個体の生存とは関係ない特性を伸ばし、それが評価軸/選択基準となる。 (どのような特性が優位かは種族としての雌の特性による) 自分としては、個体の生存が一通りできて、スマートであったり、省力で生存で…

暇と退屈の倫理学

印象に残った点としては、 ・有暇階層が持てあました時間を芸術、文化に注ぎ込む。 次の本へ続く、、。

「ハンバーガーを待つ3分間」の値段

視点というか見方というか,興味深い. やまだ眼に近いかとも一瞬思ったが,それもまた違う気がする.

思考の生活習慣病

・行動をとる喜びとしない悲しみの和>行動をする悲しみと行動しない喜び で行動.行動しないことでよかったと思うと行動しなくなる. ・カタカナ,漢字,ひらがなで相互に入れ替えを考える. ・色眼鏡は修正までしなくて,認識さえしておく. ・考え抜けは…

脳を活かす仕事術

・頭で考えているだけでなく実際に出力する必要性. ・思考のリフティング. ・周囲の期待と自分のやりたいこと. ・人の良い面だけ見て,真似る. ・一時間くらい単位の集中作業. ・常に自分の出力を最善の見本と比べる.

マンガでわかる統計学

マンガはべたな展開. 内容は基本的なところから話がはじまるのでもっといろんな事を書いて欲しい気もする.

外国語で発想するための日本語レッスン

日本の「国語」と外国の「国語」が違うという話. 外国人の知り合いがいないのでなんとも言えんが, この通りなら,頭の片隅にでも認識しておかないとな.

図解ロジカルプレゼンテーション

著者は彼谷さん.同名(図解は付かない)の本で高田さんも書いている. 新しく学んだこととして, ・pptには非表示という機能もある.(討論で全部表示にすると見えてしまうが...) ・聞き手に合わせて発表形式,内容を吟味する.